
活動内容の紹介
防災研修の様子
八幡園では、地域団体から協力要請があれば、各都道府県を対象に防災研修に取り組んでいます。
防災研修は、「危機事態に迅速・的確に対応できる人」をテーマに、いつ起こるかわからない災害だからこそ、日頃から考える力、判断力、行動力を身につけることについて学んでもらいます。
これは、地震や津波、台風、火災、水害など様々な災害に備えるための重要な取り組みです。

各都道府県の地域特性に合わせた研修プログラムを作成し、地域の防災力を高めることを目的としています。
研修では、災害時の避難方法や備蓄品の準備、地震の揺れに対する対処法など、実践的な知識を学ぶことができます。
また、共同生活やコミュニケーションの重要性についても学び、地域の絆を深めることもできます。
八幡園は、地域の方々と協力して、より安全で快適な社会の実現を目指しています

地域コミュニティ強化のための防災活動
災害に強い街づくりを目指して
近年、地震や台風などの自然災害が頻発しており、地域コミュニティの防災意識を高めることが重要になっています。災害発生時に、行政機関だけでは対応が追い付かない可能性もあり、地域住民が互いに助け合う「共助」の体制が不可欠です。
自主防災組織は、災害発生時に地域住民の避難誘導や救助活動を行う組織です。加入することで、防災に関する知識や技術を身につけることができます。

地域の防災マップ作成
避難場所や避難経路などをまとめた防災マップを作成することで、災害発生時の行動に役立ちます。
地域住民一人ひとりが防災意識を持ち、積極的に活動に参加することで、災害に強い街づくりを目指しています。

非常食は、災害発生時に命を守るために欠かせません。
非常食は、災害発生時の生命維持に不可欠です。地域コミュニティにおける取り組みを通じて、非常食は、一人当たり、最低でも3日分、できれば1週間分は備蓄して
災害発生時にすぐに取り出せる場所に保管しておくことが大切です。
地域によってはライフラインの復旧に時間がかかる場合もあるため、多めに備蓄しておくことも大切です。

環境問題への取り組み
国境を越えて飛来する「黄砂」と日本への影響
春先になると、西の空が黄色くかすむ日があります。
これは「黄砂」と呼ばれる現象で、遠くモンゴル国や中国内陸部の砂漠から、強風によって巻き上げられた砂の粒子が偏西風に乗って日本まで飛んでくるものです。
この黄砂は、単なる自然現象ではありません。
飛来する過程で様々な化学物質などを吸着し、私たちの健康に影響を及ぼすことや、視界不良による交通障害、農作物への被害など、社会経済活動にも様々な支障をもたらす深刻な「越境環境問題」となっています。
そして、この黄砂問題の背景には、発生源地域における「砂漠化」の進行という、より根本的な課題が存在します。
過剰な放牧や気候変動などが原因で、かつて緑に覆われていた大地が失われつつあるのです。


未来のために、私たちができること
私たち八幡園は、この深刻な環境問題に対し、見て見ぬふりをするのではなく、何か行動を起こすべきだと考えました。
黄砂の発生を根本から抑制するためには、失われた緑を再生することが不可欠です。
そこで私たちは、黄砂の主要な発生源の一つであるモンゴル国において、植林を通じた緑地化活動に取り組んでいます。
日本で事業を営む私たちが、遠くモンゴルの大地で緑地化を進める。
それは、巡り巡って日本の空と、私たちの未来、そして子どもたちの世代の暮らしを守るための活動であると信じています。